「片付けなさい」を言わずに4歳の娘が片付けた話|遊びで片付けた2週間
「片付けなさい」と何度言っても片付かない。言うほうも言われるほうも つらくなってしまう。そんな毎日を少し変えたくて、我が家では4歳の娘と 「探して、戻す」遊びを始めました。2週間ほど続けてみて分かったことを、 正直に書いてみます。
(この遊びは、のちに「さがしてPON」というアプリになりました。 この記事は、私が作っていたアプリの試作で娘と遊んでいたころの記録です。)
- 「探して、戻す」遊びで、実際に片付けまで進んだか
- 2週間続けてみて、飽きたか・親が続けられたか
- うまくいったこと、思っていたのと違ったこと
やったことは「探して、戻す」だけ
遊び方はシンプルです。親が散らかっている場所を写真に撮っておき、 その一部を拡大して娘に見せます。娘は「これ、どこだ?」と部屋の中を 探し、見つけたら決めておいた場所(おもちゃ箱など)に戻します。
戻す場所は、あらかじめ写真に撮って決めておきました。文字が読めなくても、 写真を見れば「ここに戻すんだ」と分かります。戻す場所は、おもちゃ箱 ひとつからでも始められます。
1時間で10回。見つけたら、ちゃんと戻した
いちばん心配していたのは「見つけて満足して終わり」になることでした。 探すのは楽しくても、戻すのは面倒なのでは、と。
実際には、見つけた物を戻すところまでちゃんと行きました。戻すまでが ひとつの遊びとして区切られているので、戻したら次の問題、という流れが 自然にできたようです。多い日には、1時間で10回ほど続けて遊びました。 3問続けても、1問目と同じテンションのままでした。
2週間たっても飽きなかった理由
次に心配だったのは、何度も遊ぶうちに隠し場所を覚えて、簡単になって しまうことでした。でも、これは起きませんでした。
出題のもとは「いつもの部屋の散らかり」なので、散らかり方が毎日違えば 問題も毎回違います。物を隠しておく遊びとちがって、覚えて攻略する ということがないのです。2週間続けるうちに、むしろ遊び方が安定して いきました。
親が続けられたのは「撮るだけ」だったから
実は、子どもが飽きるより先に、親が準備をやめてしまうのではと思って いました。毎回何かを用意する遊びは、親のほうが続かないものです。
この遊びの準備は、散らかっているのが目についたときに写真を撮るだけ。 1枚10秒ほどです。決まった時間に準備するわけでもなく、散らかっている ときだけ撮ればいいので、まったく苦になりませんでした。
思っていたのと違ったこと:一人より、一緒のほうがうまくいく
始める前は「家事をしているあいだに、娘が一人で遊んでくれたら」と 思っていました。でも実際には、一人で遊ばせるのは少し難しく、 そばで一緒に遊んでいるときのほうがうまくいきました。
「あった!」と見つけた瞬間を一緒に喜んだり、迷っているときに 「あっちかな?」と一緒に考えたり。片付けの時間が、親子で遊ぶ時間に 変わった、というのがいちばん大きな変化だったかもしれません。
「おかたづけ」を楽しい言葉にしたかった
この遊びには「おかたづけ」という名前をつけました。始めるときは 「おかたづけモード、はじめるよ!」と声がかかります。「片付けなさい」と 言われてやるものではなく、楽しい遊びの名前として覚えてほしい、という ささやかな願いからです。
一方で、散らかっていることを責める言葉は使わないようにしています。 散らかりは、この遊びにとっては「問題がたくさんある」ということ。 出しっぱなしのおもちゃも、遊びの材料です。
まとめ
- 「探して、戻す」を遊びにすると、戻すところまで自然に進んだ
- 部屋の散らかりは毎日違うので、2週間たっても飽きなかった
- 親の準備は撮るだけなので、続けるのが苦にならなかった
- 一人で遊ばせるより、そばで一緒に遊ぶほうがうまくいった
「片付けなさい」と言う代わりに、「どこだ?」と聞いてみる。それだけで、 片付けの時間の空気が少し変わるかもしれません。
「探して、戻す」をアプリで
「さがしてPON」は、この記事の遊びをそのままアプリにしたものです。
散らかりと戻す場所を写真に撮っておくと、拡大した出題も、ヒントも、
「ここに かたづけてね!」の案内も自動。登録不要・広告なしで、
ブラウザですぐ遊べます。